〜〜 ミッドサマー練習会 振り返り時のメモ 〜〜                                山村さん記載                                ■ランニング時のレバーについて ⇒2736:羽を真ん中にひっかけている。ダイアモンドが効くため、マストが折れにくい ⇒2880:クローズと同じようにするが、もどってくるので支柱が引っかかっている状態。 ⇒2675:レバーがかかっていない。投影面積が一番広くなる ⇒2809:真ん中に支柱がはまっている。 ■強風のクローズの走らせかた ○強風の際、海外勢は、バングを抜き、オーバーローテーションする走らせている場合がある ⇒その際、メインは少し抜いている ⇒バングを引いてパワーダウンする               ★バングを抜くという表現は、バングを緩めにセットするという感じで、       ハーフバングと表現することもある。(村岸追記) ○コース練習後の走り比べ(2736:山村/吉田、2880:池田、森) ⇒トラベラーを真ん中に引くとブームが下がる気がする ⇒設計では、変わらない設計となっている ⇒ワッシャーを入れて補正も可能なはず ■強風のクローズの走らせかた(pptを使用した講義) ○ダイヤモンドステイ ⇒佐藤さんは、ダイヤモンドステイを風の強さによって調整している ⇒ゆるめた場合の効果 ・メインが薄くなり、強風で走りやすい⇒デパワー ・レバーが返ってきずらい ・クローズの確度が悪くなる ⇒返ってきづらい程度ゆるめている ⇒渡辺さんの場合 ⇒緩めた方が、ベンドするため、トップマストが風上に来て、パワフルになるのでは ⇒答えはわからない。セイルカーブを比較してみるべき ⇒日本では、緩めのセッティングが多いが、メルボルンワールドのチャンピオンは強風でダイヤモンドステイがカチカチだった ○サイドステイ ⇒強風で、ピンを詰める ⇒ピンを詰めると、クローズは ○フォアステイ ⇒中間値より長めのセッティングの人が多い ⇒長いとクローズが速いが、ダウンウィンドが遅い ○バテンテンション ⇒フルパワーの時は、長い方が速い ⇒長いとリーチが固くなる ⇒ダクロンの際は、厚さをコントロールしていた ○ジブリーダー ⇒風が強いほど、出していく ○センターボード ⇒ウェザーヘルムがある間は上げていくが、一番上げてもデッキレベル(佐藤さん) ⇒起こせる限りは入れる(小松さん) ○ジブハリヤード ⇒ゆるめると上りがよくなるが、スイートスポットが狭まるので、シワを消す程度に引く(佐藤さん) ○ジブクリューボード ⇒下を使うとリーチが開くため、風が強くなると下げるのが一般的 ⇒ゴージワールドのチャンピオンは風が上がると上に上げると言っていた ⇒メインが真ん中より下になってくるとリーダー、クリューボードを調整していく ○メイン/トラベラートリム ⇒強風では、できる限りトラベラートリムをしたい艇が多い ○バング ⇒ある一定の風速を超えるとバングを引き過ぎるとオーバーパワーとなる ○ジブシート ⇒強風の時は、順風よりも5cmくらい出す(佐藤さん) ⇒ジブシートよりリーダーを先に出す(佐藤さん) ○カニンガム ⇒引くとトップマストがベンドするのでデパワーするが角度が悪くなるのでは ○アウトホール ⇒吹いてきたら引く ⇒理論的には揚力が必要な程度に発生している限り浅い方が良い ○シュラウドトラック ⇒ポイントに比例して、テンションがかかるのではなく、最後の一引きが一番テンション大きいため、引き残しはもったいない ○スピード優先/角度優先 ⇒スピード優先の方が良いのでは(佐藤さん) ⇒フラットウォーターだと、角度を優先する(田中さん) ○テルテール ⇒極力綺麗になびくように走らせたい(佐藤さん、軽部さん、下村さん、山村) ⇒ブローの強弱が大きい場合は、ブローでなびくように上が跳ね上がるような形で走る(山村) ⇒テルテールはあまり気にせずに、よりも波を見て走らせている(小松さん) ⇒スピードにのっているかどうかで判断する(田中さん) ⇒ブローが入った際の対処 ⇒上って逃がす(田中さん) ⇒ブームを出した分だけ角度を落とす(山村) ○シート類のマーキング ⇒メインシートのマーキング ⇒ジブシートのマーキング⇒順風と強風用 ⇒バングのマーキング ■まとめ ⇒色々なやり方があるが、結果的に早ければOK     ★強風の走らせ方は色々ある。ケースバイケースで色々な走らせ方をさせることが重要。      練習で色々な走らせ方を試し、チーム内で共有し、レース中に色々なギアを出せるように      した方が良いかもしれません。      もう一段上の強風で走れるように(上のチャンネルを手に入れる)、色々練習で試してみることが      大事と思います。            それから、セッティングや、走らせ方も大事ですが、そもそもヒールをさせずに走らせること、      しっかりハイクアウトすることが重要です。            ブローが来たら、上らせて風を逃がすのではなく、まず起こして、スピードにかえる。            強風をテーマにした練習会は引き続き実施したいと思っています。      皆さんから色々ご意見を頂けるとありがたいです。(村岸追記)                                                    以上