準備信号の前、及びレース中は、クルーとボートはこのセクションのクラスルールに従わなければならない。

C.1  セール上の識別

C.1.1   セールナンバーはそれぞれのボートに打刻された登録ナンバーと同一でなければならない。

C.1.2   国を示す文字とセールナンバーは、異なる規定がない限りRRSに従わなければならない。

C.1.3   ダクロンセールでは国を示す文字は全てヘッドの点から第4と第5バテンポケットの間になければならな
      い。セールナンバーは全てヘッドの点から第3と第4バテンポケットの間になければならない。
      マイラーセールでは、下の国籍文字はポートサイドにあって、ヘッドの点から第4バテンの上約50mmに、
      上のセールナンバーはスターボードサイドにあって、ヘッドの点から第4バテンの下約50mm の位置にな
      ければならない。

C.1.4   国を示す文字とセールナンバーはバテンポケットとおよそ平行でなければならない。

C.1.5   国を示す文字とセールナンバーは最低次の寸法でなければならない。

高さ:300mm
幅 :200mm
太さ:50mm
隣接する数字の間隔:およそ50mm

C.2  艤装品

C.2.1   制限

      (a) テーザーの特別認定された艤装および装備については、承認されたビルダーの国の需要状況により
        ビルダーまたはオーナーが、予めワールド評議会の承認を得ること無しに実質的に同サイズ、同品質
        、同構造のものと取り替えることができる。但し、この交換によりボートのパフォーマンスに影響しない
        限りとする。各地区で任命されたチーフ計測員と全ての地区のメジャラーは、同一のものとしなかった
        理由についてビルダーから完全な報告を受ける権利がある。

      (b) ビルダーによって当初から付けられていたもの以外は、いかなる艤装、くさび、アクセサリー、その他
        の付加物をボートのいかなる箇所にも取り付けてはならない。またいかなる機能を追加または拡大す
        ることは許されない。ただしC.2.2-C.2.5で認められたものを除く。

      (c) 1つの大会の期間中にボートのパーツを取り替えることはできない。ただし、G.1.2によって事前に計測
        を受けた代替用のジブを一つだけ使うことができる。次のレースの前に修理できないほどのダメージを
        受けた艤装品を取り替えることができる。このような取り替えはレース委員会の承認によってのみ行う
        ことができる。レース委員会の承認がなければ元の艤装品を再び代用することはできない。

      (d) レース中リギンを調整してはならない。ただし、シュラウドスライダーによってシュラウドテンションを
        調整してもよい。

      (e) 修理目的以外でハルやデッキに穴を開けてはならない。C2.5を参照。

C.2.2   オプション

      (a) 風見は付けてもよい。

      (b) タフト(テルテール)やリーチリボンを追加してもよい。

      (c) ブームバングのクラムクリートの下にくさびを入れてもよい。

      (d) ジブフェアリードの下のパッキンは、デッキからフェアリードの頂点下側までの距離が40mmを超えな
        い範囲なら使ってもよい。

      (e) ハルを修理するため、あるいはコンパスを搭載するためであれば、デッキやコックピットに6インチを超
        えない範囲で追加のインスペクションホールを開けてもよい。

      (f) コックピットに物入れを作ってもよい。そのためにひもやバッグを使ってもよい。

      (g) 最大2つのコンパスを必要に応じて搭載してもよい。

      (h) インターナショナル、国内、またはその他の権威筋から安全のために要求される艤装を追加して取付
        けまたは携行してもよい。ただしA.1.2に抵触しないものとする。(すなわち、安全なトレーニングのため
        に要求されるリーフィング機能をクラスレースに持ち込んではならない)

      (i) ジブタックのダウンホール用クリートをジブのラフに取り付けてもよい。

      (j) 小型のシャックルをジブのクルーボードに取付けてもよい。また、ジブシートにスナップシャックルを取
        付けてもよい。

      (k) 簡単なラインとブロックで機械的に2倍力にする仕掛けを設けて、シュラウド(サイドステイ)のスライド
        をスムーズに動かせるようにしてもよい。機械的な力を増加させないターニングブロックをトラックのす
         ぐ後ろに追加しても良い。スライドを最前にしてラインを真っ直ぐ伸ばした状態で、トラックの後端から
         プルバックハンドルのベアリングポイントまでの長さは150mm を超えてはならない。

      (l) アウトホールライン用の小型のファエリードを1つブームの上に取付けてもよい。

      (m) マストローテーションレバーの表面にテープその他を巻き、握りを改善してもよい。

      (n) ダガーボードを前向垂直に保つように制限する仕掛けは、衝撃的な力が加わった時にダガーボードが
        後ろに回転するのを妨げないよう十分に弾力的な材料、すなわちスポンジ、ゴム、スタイロフォーム等
        でできている限り用いてもよい。また、この仕掛けはダガーボードの後縁から前に伸びてはならない。
        この仕掛けに弾力的でない材料を用いてはならない。センターケースのなかでリストリクター(ダガー
        ボードを垂直に保つよう制限する仕掛けのこと)がある部分では、C.4.3で認められているパッドは、潰
        れたり取り除いてもよい。

C.2.3   改良・変更

      (a) ティラーとティラーエクステンションは、ティラーがラダーヘッドから抜き差しできるかぎり、どのような 
        ものでも限定されない。この抜き差しには道具やドライバーなど、特に大きな力を要するものであって
        はならない。

      (b) ラダーのダウンホール用ラインにショックコードを含んでもよい。アップホール用の仕掛けをティラー 
        上にクリート付けすることで追加してもよい。

      (c) ハルダガーボードラダーブレードをサンディングしたり、ペイントしたり磨いてよい。

      (d) メインシートは4 倍力または5 倍力のリグとしなければならない。メインシートストロップの両側のベア
        リングポイント間の長さは240mm 以下であってはならない。またラインと取り替えても良い。ストロップ
         の長さは調節可能であってはならない。ストロップはメインシートブロックシステムの上または下に装
         着してよい。

      (e) トラベラーのラインは2倍力のリグであるが、ブロックを追加して3倍力としてもよい。追加のブロックと
        フェアリードはトラベラーコントロールラインを望むところに持ってくるよう設置してもよい。トラベラーコ
        ントロールラインを引き戻す仕掛けを加えてもよい。

      (f) ダウンホールコントロールラインは2、3または4倍力とすべきである。メインセールのカニンガムの穴 
        に、1ないし2個のブロックを取付け、またグースネックの下のマストに1個のブロックを付けてもよい。

      (g) ローテーションレバーを決まった位置に固定するための刻み目を用いてもよい。

C.2.4   オプション艤装品の交換

      (a) 艤装品を取り替えるときは、標準艤装と同じ位置か構造上可能な限りできるだけ近くに取り付けなけ 
        ればならない。

      (b) どのクリートも同一サイズ、同デザインであれば、いかなる材質のクリートと交換してもよい。

      (c) ブームバングライン用クラムクリートはどのようなサイズのクラムクリートと交換してもよい。

      (d) どのブロックも同一シーブ数で同じ直径のブロックと交換してもよい。メインシートスイベルカムブロッ
        クと艤装品は限定されない。トラベラーに取り付けられたブロックはラチェットブロックを含むどのような
        タイプのブロックと交換してもよい。

      (e) ティラーエクステンションは全く制限なく、いかなるデザイン、材質のものと交換してもかまわない。

      (f) ビルダーから供給されたインスペクションハッチは、水密でカバーが通るのであればどのようなサイズ
        のハッチと交換してもよい。バヨネット式のハッチは認められない。ポートカバーの後ろは交換してもよ
        い。

      (g) ウィスカーポールを収納する艤装品をブームに加えてもよい。

C.2.5   修理

      ボートのどのような箇所も、損傷した場合は、形状や詳細な構造その他の特徴が本質的に影響を及ぼさ
      ない限り必要な修理をしてもよい。艤装品は修理前と同じ位置か構造上可能な限り近い位置に取り付け
      なければならない。

C.3  浮力

C.3.1   ハルは常に合理的で完全な水密性が保たれなければならない。

C.3.2   コンパスや時計等がインスペクションポートの中や上に取り付けられていて取り外し可能な場合は、ポー
      トをマウントしたリングの内側に恒常的な水密コンポーネントを置かなければならない。

C.3.3   コンパスをデッキの中にはめ込む場合は、締め具と密封剤で恒常的に据え付けなければならない。

C.4 ハルのアペンテージの位置

C.4.1   ダガーボードの最上部に穴を開けてロープハンドルを通してもよい。

C.4.2   ロープやショックコードをダガーボードの最上部のロープハンドルや穴に結びつけることで、沈した場合に
      失わないようにしてもよい。このラインやショックコードを結びつける目的でダガーボードケースの最上部 
      に穴を開けてもよい。

C.4.3   センターケースにバッドを詰めてもよい。パッドはダガーボードを最適な摩擦によってフィットさせる厚さで
      、センターケースの長さにわたって均一の厚さでなければならない。

C.5  クルー

C.5.1   同じ2人の人間が、レガッタを通じて不利を受けることなくセーリングできるようにしようと言うのが本クラ 
     スルール
の意図である。ルールC.6によれば、テーザーのレースは最低2名でセーリングしなければなら
      ないが、同じ数の人間が全レースに一緒に出る限り、3名もしくはそれ以上の人間がレースに参加しても
      何等差しつかえない。レース途中でヘルムスマンが交替しても良い。またクルー(フォアハンド)がレガッタ
      中に交替しても良い。ただしこの場合、強風時には重いクルーで走り、軽風時には軽いクルーで走ろうと
      計画的に行ったのではないことを証明する義務を負う。

C.6 クルー重量

C.6.1   テーザーは全ての公認大会のレース中、クルーの総体重が最低130kgなければならない。計測時の服 
      装は、乾燥したシャツとショーツまたは水着、あるいはこれらと同等のものでなければならない。靴は脱い
      だ状態とする。

C.6.2   このように計測して、合計で130kg以下であるクルーは、大会期間を通して少なくとも130kgとの差に相当
      する重さのバラストをコクピットに搭載すれば、レースに参加してもよい。このバラストは 12kgを超えて搭
      載する必要はない。

C.6.3   公認大会では、レースコミッティーは各クルーの体重を計測し記録しなければならない。

C.6.4   各クルーはレース中、最低130kg以上あったことを保証しなければならない。

C.6.5   女性だけの大会やジュニアの大会など、その性質上当然であるような特別な大会では、ローカル、ナショ
      ナル、インターナショナルのオーソリティが最低クルー重量の制限値を下げてもよい。

C.7  メンバーシップ

C.7.1   少なくても1名のクルーメンバーが世界テーザークラス協会またはテーザークラス規約に従って設立さ 
      れたリージョン、ナショナル、ディストリクトのクラス協会の現役メンバーでなければならない。

C.8  安全

C.8.1   フォアステーとサイドステイの全長は、ボートが岸かドックにいる間のみ変更できる。

改訂 06/01/03

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