レポート: JPN2719 テーザー北港フリート 泉 香月さん

西日本選手権総合成績

バルクヘッドマガジン レポート

 

テーザー級西日本選手権(兵庫県・芦屋)

梅雨明けにはまだもう少しですが、蝉も鳴いて夏らしい陽気となった7月12日(日)。兵庫県立海洋体育館には、稲毛・葉山・江ノ島・津・大阪北港そして地元芦屋から12艇が集まり、テーザー級西日本選手権が開催されました。
朝は、芦屋名物の長い水路を抜けるのに1時間近くかかる程の微風でしたが、その後徐々に吹き上がり予定された3レースが無事に行われました。

第1レース(220°1~3m/s):1上は、途中右へ大きく片振れし、早めに右海面へ出していた渡辺/多田組(芦屋F)がトップ回航。池田/秋吉組(大阪北港F)、亀山/井上組(稲毛F)が続きます。その後も、高校の先輩後輩同士である渡辺/多田組がムラのある難しい海面の中、順位をキープしトップフィニッシュ。多田さんは3年ほどテーザーから離れていましたが、「うっぷんを爆発させた!」とご本人の言葉通りの見事な走りでした。2レグ以降、首位以下は何度も順位が入れ替わり、2位田中/泉組(大阪北港F)、3位本吉/安澤組(芦屋F)となりました。

第2レース(240°4~5m/s):飛び出したのは中村/岡本組(葉山F)でした。フリーではプレーニングを持続させ圧倒的なスピードでさらに貯金を増やして他艇を大きく引き離したダントツのトップフィニッシュでした。第1レース同様、2位田中/泉組、3位本吉安澤組となりました。

第3レース(260°7~8m/s):白波が立ち、パンチの効いたゴキゲンなシーブリーズが入ってのレースとなりました!今大会を最後に嫁ぎ先が決まっている三輪/中山組(大阪北港F)の2738艇は、見事なラストランを見せて1上トップ回航。2レグ以降は、第2レースで勢いにのった中村/岡本組が艇団をひっぱります。しかし田中/泉組が振れる風に合わせてじわじわとその差を詰めて追い上げ、最後のアプローチで勝負に出て中村/岡本組を制してトップフィニッシュ、2位は中村/岡本組、3位は三輪/中山組となりました。

3レースを終え、総合優勝は急遽ペアを組んでぶっつけ本番でのエントリーだったにも関わらず、軽風~強風でのレースを2-2-1でまとめた田中/泉組となりました。

表彰式では副賞に、2017年に開催されるテーザーワールド蒲郡のロゴがプリントされた京都の銘菓『鼓月』さんの千寿せんべいが贈られ、ワールドに向けて着々と準備が進んでいることを感じました。こんな可愛くて美味しい副賞が頂けるなら頑張ろう!というチームが増えるかもしれません。テーザー協会は来年30周年を迎え、プレワールドが予定されており、再来年には蒲郡でのワールド開催とイベントが目白押しです。たくさんの仲間が増えるといいなと思います。

次回は、8月30日に津で開催されるミッドサマーレガッタです。10年ぶりの開催となる津でのレースを楽しみましょう!